グローバルスタンダードの重要性が言われる中で、日本の常識は外国では非常識で外国の常識は日本では非常識と言われることがあります。
確かにそのような部分もありますが、その意見には強い疑問を感じます。つまり、日本の常識=外国の非常識=良くない事として思われることです。
大地震発生時に見せた日本人の冷静さと辛抱強さ、安全で正確な交通機関、顧客を大事するサービス精神など日本にいると当たり前(つまり常識)のことが、外国の人にとっては理解できない不思議な国(つまり非常識)に見られるかも知れません。
でも、この日本の常識が住みやい社会を形成していることは明らかであり、外国からの関心度を高めております。
その現象が訪日観光客にも現れております。
2016年の訪日客がついに2000万人を突破し、この増加の勢いはさらに続くと関係者は見ています。
日本は地震や火山など自然災害が多い中でも確実に増加しており、政治的な摩擦のある国からも旅行客が多いことは日本への関心度が非常に高いと見ることができます。
グローバル社会において、日本人の思想が隅に追いやられることでは、世界にとっては非常に残念なことであります。
今まで日本人は控えめで自分の考えを強く訴えることに慣れておりません。そこには日本人の性格だけでなく語学の障害もあったかと思います。
少なくともこれからは、英語をただグローバル社会で生き残るための一つの手段と捕らえるのではなく、より積極的に日本の良さを世界に伝え、世界のリーダシップを取るための道具として活用をして欲しいと考えています。
その意味で、このNPO法人の活動が国際社会に於ける青少年の育成に大きく役割を果たすことを強く念願しています。
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